ISO/TC59・10の動きについて



TC59&TC10合同分科会
(TC10:製図・製品の確定方法・関連文書、TC59:ビルディングコンストラクション

 
目的 (ISO MEMENTOより)
A) TC10
技術的目的のための手書き若しくはコンピュータ作成の製図を含む、すべての種類の製品書類について、製品のライフサイクルを通じて、準備・管理・保管・修正・再生産・交換及び使用を容易にするために、標準化とコーディネーションを行う。(メディアや製図機器も含む)
NOTE : 記号の見直しやコーディネーションについての一般的責任は、ISO/TC145に帰する。

B) TC59
次の標準化を達成すること;
・建築ならびに土木のための一般的な用語
・設計、製造、施工過程における情報の組織化
・モデュラーコーディネーションやジョイント、公差およびはめ合いのための基本原則や一般ルールを含む建物、建築部位および構成材のための一般的な幾何学的な要求
・建築や土木で使われる建物の構成材の性能要求と、これらのコーディネーションを含む建物と建物部位のための異なった性能要求の一般的なルール
・独立した他のISO/TCの目的にない構成材の形状要求や性能要求
・以下については除く
  音響(TC43)  火災安全(TC92)  構造物の設計の基本(TC98)  断熱(TC163)
 
 
現況
TC59、TC10/SC8、TC219(別項)の国内対応については合同分科会という形で、運営しています。

■ TC10/SC8
WG13 CAD技法−建設ドキュメンテーションでのコンピューター利用
メタデータ関連の標準化に関する具体的な標準案の作成。
 
WG14 用語
ISO4157-1〜3(建築製図−名称システム)が発行されたことで、作業が終了したためWGを廃止。
 
WG 15 Construction engineering documentation -- Indication of dimensions and tolerances
(ISO129-3)
(Part1は、"General principles""Mechanical engineering")
(コンストラクションエンジニアリング文書−寸法と公差の表示方法)
日本はWGに参加していない。
 
WG 16 New forms of construction documentation
   (建設関連文書の新しいフォーム)
このWGは、今後のSC8の所要作業のガイドを示すことにあり、この意味ではWG16はSC8のadvisory groupであるといえる。1999年3月WGをアイルランドで開催。今後の方針について議論がなされた。
 
WG 17 Concrete reinforcement drawings
   (コンクリートの配筋製図)
このWGは、ISO3766 とISO4066の改訂作業のためのWGである。

また、TC10/SC1一般原則(国内審議団体:日本規格協会)からの要請で、事務局が参加、情報交換を行っている。
 
 
■ TC59/SC1 (ディメンジョナルコーディネーション)
解散。
 
■ TC59/SC2(用語と言語の調和)
ISO6701-1(建築及び土木工学−用語−一般用語)の改訂作業を終了、2004年6月改訂ISOが発行された。
 
■ TC59/SC3(機能・使用者要求ならびに建物の性能)
幹事国が2002年11月に降りて以来、空席になっていたため、2004年3月にSC3は解散された。WG8は、TC59直轄となり、WG13は、TC59/SC13にWG7として移行した。

■ TC59/SC4(寸法許容誤差と測定)
幹事国がスウェーデンからイスラエルに交代し、最初の会合が1999年6月カナダで開催された。しかし、イスラエルも2003年7月に幹事国を辞めることを文書で通知。空席となる予定である。


TC59/SC6(構造、外装、内装−ジョイント)
日本(日本住宅設備システム協会)がセクレタリーを引き受けたが、幹事の坂田氏、議長の海津氏が病気で任務を遂行することが困難となったため、活動は止まっている。

  
■ TC59/SC13(建設産業における情報の統合化) 
TC59/SC13では、現在、下記の3つのWGが存在している。

WG2: Classification of the infromation on the construction industry : 主査−英国                 TR14177:1994の更新をしているだけで、実質的な活動はしておりません。今年(2004年)更新の年で、     日本は廃止を要望する投票をしましたが、結果はそのまま改訂もしないで継続することになりました。

WG6: Framework for object-oriennted information exchange : 主査−オランダ                     DIS12006-3(建設作業における情報整理)のDIS投票が2003年9月に行われ、承認された。しかし、       2004年8月現在、その次のFDISには進められていない。

WG7: Process management : 主査−スウェーデン                                      TC59/SC3/WG13で検討されていたものが、SC3の解散により移動して来たもの。2004年3月にNWIPと     して投票が行われた。日本は、目的が不明確な事から、反対投票を行ったが、承認された。日本からは、     エキスパートを登録している。

 
■ TC59/SC14(デザインライフ)
2004年8月現在、下記のように、9つのWGにて、10の規格を検討中、もしくは発行が終わっている。

Project Title
WG
幹事(国名) 状況
15686-1:2000 General principal
8
Christer Sjostrom () 発行済
15686-2:2001 Service life prediction principles
1
Per Jernberg () 発行済
15686-3:2002 Performance audits and reviews
2
David Wyatt () 発行済
15686-4 Data requirements
3
Feoffrey Frohnsdorff () NWIP
15686-5 Life cycle costing
4
Kathryn Bourke () DIS
15686-6 Guidelines for considering environmental impacts
6
Wolfram Trinius () FDIS
15686-7 Maintenance and condition assessment protocols for buildings
7
Svein Haagenrud () FDIS
15686-8 Reference service life
1
Per Jernberg () DIS
15686-9 Guide on the inclusion of requirements of service life assessment and service life declaration in product standards
9
Christer Shostrom () CD
15686-10 Description of the data required in estimating service life
3
Stewart Burn NWIP
  Terminology
5
Erik Brandt NWIP

なお、日本では、今までエキスパートの派遣だけであったが、規格の数が非常に多いことなどから、2004年6月にISO/TC59/SC14国内委員会(主査:建研 本橋氏)を立ち上げ、第1回国内委員会を開催した。


■ TC59/SC15(住宅の性能基準)

現在、下記の2つのWGと1つのTGにて、規格を作成している。

WG1:ISO15928-1構造安全性は、2003年12月にISOが発行される。15928-2構造使用性は、現在DIS投票を    行っている段階である。(主査−オーストラリア)

WG3:15928-3構造耐久性は、まだCD段階である。(主査−アメリカ)

TG:ガイドラインを作成し、TRとして発行しようとしたが、ISよりこの内容は、規格作成者の内部で使用するもので、     TRとしては不適切として、却下された。その結果、現在、内容を再検討し、ユーザーマニュアルとしてTRの     発行をするべく、作成中である。

日本では、2000年3月に国内対策委員会を立ち上げ、積極的に参加、関与。


■ TC59/SC16(アクセシビリティ)

現在、下記の3つのWGにて、規格を作成しているが、WG1の規格がほぼ出来上がらないと、WG2、WG3は、活動を出来ない状況である。

WG1:Accessibility and usability of the built environment

WG2:Terminology

WG3:Symbols

日本からは、エキスパートをWG1に派遣して、積極的な参加、関与を行っている。

■ TC59/SC17(サステナビリティ)

TC59/SC3/WG12として、規格を作成していたものが、2003年にTC59/SC17として格上げされたものである。  現在、下記の4つのWGにて規格を作成中。2004年6月には、SC17国際会議が東京で行われた。

WG1:General principles and Terminology

WG2:Sustainable indicators

WG3:Environmental declarations of building products

WG4:Framework for assessment of environmental performance of buildings and constructed assets

日本は、1.WG4の主査を東京大学野城教授が行っている、2.WG毎に国内委員会を設置し対応を図っている、と言うように、積極的に参加、関与している。


2006年度国内会議開催数

 

TC59・TC10 (SC8)
合同分科会
3回
TC59/SC3 機能・使用者要求及び建物の性能 1回
TC59/SC14 耐久性 2回
TC59/SC15 住宅の性能評価 1回
TC59/SC17
サステナブルビルディング
4回

 
 
 
 

2006年度国際会議出席状況

  

会議名
開催日
開催地
出席人数
TC10/SC8/AHG
2006.5.18
ノルウェー・オスロ
1名
TC59/SC13
2006.11.3
アメリカ・ワシントン
1名
TC59/SC14
2006.4.3-7
マレーシア・クアラルンプール
1名
TC59/SC14
2006.11.23-24
フランス・パリ
1名
TC59/SC16
2006.4.24-28
スペイン・マドリード
1名
TC59/SC16 2006.7.5-8 オーストラリア・ウィーン 1名
TC59/SC16
2006.11.20-21
アイルランド・ダブリン
1名
TC59/SC17/WG1,4
2006.6.27-30
フランス・パリ
3名
TC59/SC17
2006.10.2-6
カナダ・モントリオール
4名
TC59/SC17/WG4
2007.3.29-30
イギリス・ロンドン
1名

 
 
 
 


○ スイスのISOホームページへのリンク(英文・仏文)
ISO online home page
TC10
TC59
 
 
「各部会の活動内容」のページ
ISO/TC・SC・WGの一覧

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